http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAIYO/tairiku/tairiku.test.html
怪しい儲け話ではありません。勘違いして「まぐまぐ」に通報とかしないでください。 小学校の社会で習われた「大陸棚」って覚えてますか? 「水深200mまでの海で、 海洋資源が豊かだ」と習われたと思います。 でも、もうその大陸棚の定義は古いものとなっています。現在の定義は、 ( * より) >94年[1994年]に発効した国連海洋法条約は、地殻が陸地と同じ地質であり、地続きで >あることが証明できれば、沿岸国は領海(沿岸から約22km)の外側最大350カイリ >(約650km)までを自国の大陸棚とすることができると定めている。国連に地質調査の >結果を添えて申請し、認められれば、大陸棚の鉱物類の調査・採取権や、海底に生息 >する魚介類の漁業権を占有できる。 そして、日本の大陸棚として申告できる可能性のある面積はと言うと、 大陸棚は日本列島の1.7倍 権益確保へ調査強化 http://j.peopledaily.com.cn/2002/05/11/jp20020511_16967.html そして、そこに眠る資源は、 ( * より) >これまでの調査で、海底にはめっきの原料や医療などに使われるコバルト、合金に >使われるマンガン、銅やニッケルといった鉱物が、現在の国内消費量の数百年分 >見つかった。石油に代わる燃料として期待されている「メタンハイドレート」という >化合物も、大量に確認できた。バイオ資源として活用できそうな深海性のカニやエビ、 >貝類なども豊富という。 と、金額にして、数十兆円、扇国土交通相 曰く、40兆円、長期的にみれば、新種の 深海生物の遺伝情報を医薬品に応用するなどで、それ以上と見られています。 しかし、「日本の大陸棚として申告できる可能性のある面積」と長ったらしく 書いたのには訳がありまして、「国連 大陸棚の限界に関する委員会」に申告し、 調査データで同委員会を納得させ、認められないといけないわけです。 それも、期限つき。その期限は、2009年 5月。 そして、調査にかかる費用は、千数百億円。 千数百億円調達できれば、リターンは40兆円です。でも、2009年までに調達しな ければなりません。 しかも、千数百億円も必要だとわかったのが、 意外に困難な大陸棚の拡張 http://slashdot.jp/articles/03/06/11/1355248.shtml?topic=62 大陸棚の拡張ピンチ 地質調査が条約の期限に間に合わず http://www.c-crews.co.jp/gnext_express/news/back/0306/030606_01.html * と、つい最近で、ピンチです。後生の日本人に、我々は、恨み言を言われて しまいます。 というわけで、調査を強化しようと、 政府、大陸棚調査を抜本強化 http://www.sankei.co.jp/news/030629/0629sei072.htm 与党3党の幹事長、政調会長 大陸棚調査の強化要望 http://www.sankei.co.jp/news/030708/0708sei135.htm 予算も要求されました。 大陸棚調査に100億円、関係省庁が来年度予算で要求 http://newsflash.nifty.com/news/tp/tp__yomiuri_20030816i101.htm でも、財務省は難色... 海底領土 「資源大国の夢」暗雲 財務省「待った」調査費要求…財政縮減 http://www.sankei.co.jp/news/030726/morning/26kei001.htm