無窮ナレッジ

▼ソフトウェアの進歩の重要性

山本稀義, 数値風洞, ながれ, 21, 429-436 (2002).
http://www.nagare.or.jp/nagare/21-5/21-5-t05.pdf 
 
>この様な計算機のハードの進歩と共に数値風洞の機能を十分発揮させるために必要と
>なるのは効率のよいソフトの進歩である. (p.429)
稲垣耕作 : コンピュータ科学の基礎 (コロナ社, 1996)
 
> コンピュータは大量のデータの処理ができる。少量のデータ量では、アルゴリズムの
>差というのはたいして出てこないかもしれない。しかし大量データの場合には、
>アルゴリズムの性能差がドラマチックな結果を生む。だからコンピュータ科学では、
>よいアルゴリズムの設計を何よりも重視しているわけである。 (p.72)
 
> コンピュータのメモリーサイズは、かつての数百語程度から始まって、やがて
>テラバイトの主記憶が現実的になる。メモリーが大きくなって、大きな問題を対象に
>するようになるほど、アルゴリズムの性能差は大きな効果を発揮するはずである。
 (p.73)
 
> 磁気ディスクのように、スピードが桁違いに遅い装置を使うときには、現実的な工夫を
>加えることによって計算時間が2桁も3桁も違ってくることがまれでない。ディスクへの
>アクセス回数を減らしたり、アクセスの待ち時間などを有効に利用するのである。 (p.74)
 
関連:
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http://mkynet.hp.infoseek.co.jp/webcic/lib/inw2/inw_0407262.html#1 
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