無窮ナレッジ

▼恐怖の大王、土星の周回軌道へ 探査機「カッシーニ」

http://www.sanspo.com/sokuho/0604sokuho023.html 
>米航空宇宙局(NASA)は3日、欧州宇宙機関(ESA)などと共同で
>1997年に打ち上げた無人土星探査機カッシーニが今月[6月]30日午後10時半
>(日本時間7月1日午前11時半)、土星の周回軌道に入ると発表した。
 
「カッシーニ」( Cassini )は、プルトニウム電池を搭載しており、1999年 8月にスイングバイ
のため 地球に接近する際、墜落したら一大事だ しめしめと、ノストラダムスの大予言
で飯を喰っていた人々が最後のよりどころにしました。
 
詳しくは、
 
 フジ「奇跡体験! アンビリバボー」( http://www.fujitv.co.jp/jp/unb/  )1998年 9月26日
 http://www.fujitv.co.jp/jp/unb/contents/ps3_3.html 
 
に書いてありますが、番組制作側には誤認識、或いは"至らない"ところがあったようです。
 
 フジ「奇跡体験! アンビリバボー」1998年10月22日
 http://www.fujitv.co.jp/jp/unb/contents/p35_4.html 
 
 >グランドクロスによって、カッシーニが核爆弾となり、地球に落ちてくるのか、
 
の部分なのですが、ここでプルトニウム電池について、説明を引用します。
 
 http://www.nsc.go.jp/hakusyo/hakusyo13/114.htm  より、
 
 >一部のプルトニウム(Pu238)は、原子力電池の電源として利用されています。実用化され
 >ている主な原子力電池は、放射線のエネルギーを熱エネルギーに変え、この熱から半導体
 >などの熱電変換素子によって電気を発生させています。すなわち、アルファ線やベータ線は
 >物質中で容易に熱エネルギーに変わり、物質の温度を上げること、また半導体の中には温度差
 >を与えると電流を発生する性質を有するものがあることから、放射性物質とこの半導体を
 >組み合わせて電池とするものです。
 
 > また、心臓に規則的な電気パルスを与えるぺースメーカーは体内に埋め込む必要がある
 >ことから、小型で10年以上使用できるプルトニウム電池がペースメーカの電源とし
 
このように、プルトニウム電池は、全く核爆弾とは原理が違うものなのです。核爆弾に使われる
プルトニウムは Pu239 です。
 
 さて、1998年にはノストラダムス特集を組んでいた「奇跡体験! アンビリバボー」ですが、
肝心の1999年になるとノストラダムスに触れなくなってしまいました。
 
当時のリンク集があります。予言信じない派のサイトも、ちゃんと紹介されています。
 
 INTERNET Watch ノストラダムスの世紀末大予言
 http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/1999/0726/nos.htm  **
 
もう5年になりますので、消失してしまったサイトが多いのですが、その場合は、Waybackマシン
を使って見てください。(→解説 http://www.h5.dion.ne.jp/~wing-x/webarchive/  )
−移転→  http://takagi1.net/webarchive/ 
−移転→  https://takagi1.net/webarchive/ 
( http://web.archive.org/web/*/http://club.infopepper.or.jp/~suzukitakeo/Siryou/Kkkn992.html  )
予言の解釈の広さ、外れたときの言い訳が集められています。
 
関連:
NASA カッシーニ公式サイト
http://saturn.jpl.nasa.gov/ 
 
横浜こども科学館 - 土星探査機「カッシーニ」
http://astro.ysc.go.jp/index7.html#cassini 
http://astro.ysc.go.jp/cassini-event.html 
 
(予言の"こじつけ"を自ら体験する)
http://mkynet.hp.infoseek.co.jp/webcic/lib/inw2/wn-c_0401010.html#4 
−移転→  http://takagi1.net/g-sys/inw2/4_wn-c_0401010.html 
−移転→  https://takagi1.net/webcic/lib/inw2/wn-c_0401010.html#4