http://www.kyoto-np.co.jp/news/flash/2004jan/19/CN2004011901004762B2Z10.html http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=main&NWID=2004011901004762
>昨年のNHK大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」の一部は故黒沢明監督の映画 >「七人の侍」の盗作として、著作権を相続した長男の黒沢久雄さんらがNHKなど >に1億5400万円の賠償と再放送、ビデオ・DVD化の差し止めを求める訴訟を >東京地裁に起こしていたことが19日、分かった。 複数の刀を地面に刺して戦うというのは、盗作云々の問題がないんじゃないかと。 日本刀は切れ味が鋭すぎるので、人を切ると皮下脂肪が刀に付着し、ぬるぬるに なるため、一本であまりたくさんの人を切れません。そのため、一度に多数の敵と 戦闘する際は、多くの刀を用意しておく必要があります。 また、棹から刀を抜く手間、刀を手にすぐとれるようにすることを考えると、 「七人の侍」そして「武蔵 MUSASHI」のように、複数の刀を地面に刺して 戦うというのは合理的な解の一つであるわけです。 なお、一本の刀でたくさんの人を殺したいなら、中国の青龍刀のような、切るのでは なく叩く(打撃を与える)刀のほうがいいです。 まぁ、黒沢氏らは、このシーン以外も著作権侵害だとしているわけですが。 最後に、理想論と上記の内容を"良い子はマネしないよう"にという思いを込めて、 >孫子曰、...、不戦而屈人之兵、善之善者也、 >孫子曰わく、...、戦わずして人の兵を屈するは善の善なる者なり。 ( 金谷治 訳注 : 孫子 (岩波文庫, 1963) pp.34-35. )