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エヴァンゲリオンの作り方 2. 推進

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2. 推進 

一般的にみられる推進機構は、外部に露出して機体と相対運動している。これは 脆弱である。 そこで、外部に露出した部分が相対運動しない推進方法として次を考えた。 2.1 振動推進 以下の案もあったが、不採用となった。 2.2 自転推進   >> 参考: 2.3 電磁推進

2.1 振動推進  

振動によって推進する方法である。振動発生器は内部に設置され、外部に露出しない。

2.1.1 陸上型   

鉛直斜め方向に振動を起こす。これにより、斜め上方向と斜め下方向に交互に慣性力 が働く。 斜め上方向の慣性力は、機体重量の一部を相殺するため、機体-地面間の摩擦力が 小さくなる。逆に、斜め下方向の慣性力はみかけの機体重量を増加させるため摩擦力が 大きくなる。 慣性力は、上下成分だけでなく平面成分も持っているため、摩擦力が小さいときの 慣性力の平面成分の方向に機体は推進する。

2.1.2 水上・水中型   

機体形状によって、外部流体から受ける抵抗力が小さな方向を生じさせる。振動に より、その方向に推進できる。

2.2 自転推進  

装甲をタイヤ替わりにし、自転して推進する方法である。内部はすべて「タイヤ」の 中におさめる。 エンジンは内部にある。内部は小型の動輪(図では黒円で示す)をもつ。動輪は、装甲を もつ外円筒の内径をあたかも内歯車にして、外円筒を回転させる。 当初 * は有力な方法だった。しかし、装甲を含めた機体全体の形状が真円筒である 必要があり、以降は不採用になっている。  * 1999年前半。 戻る
 
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