ブギーポップと散逸構造

「ぼくは自動的なんだよ」。

ブギーポップは、『方丈記』の「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとゞまりたるためしなし」の『うたかた(泡沫)』なのかもしれない。つまり、散逸構造・自己組織化だね。

そして、泡沫を定常的にするのが「よどみ(淀み)」。淀みの反対が流動であって、「流動性極まるところ、多様性なし」なのだけれど、無限大の流動性は通常には存在しないので、現実的には、流動性の増大は、より大きな泡沫を形成させる。

例えば、主にフロー(流動性)メディアであるSNSの時代に、(アメリカ合衆国の状況によく言われるように)社会の分断が叫ばれる。

この辺が、SNS時代に再び描かれる「ブギーポップ」の意味なのかな。

初出:
Facebook 2018/12/24