多次元統合防衛力

陸海空超え「多次元統合」 防衛大綱を閣議決定: 日本経済新聞 (2018/12/18)

政府は18日の閣議で、新たな防衛計画の大綱と中期防衛力整備計画(2019~23年度)を決めた。新しい防衛力の概念として「多次元統合防衛力」を打ち出した。宇宙やサイバー、電磁波を扱う電子戦の能力を高め、陸海空の自衛隊が一体で対処する統合運用を進める。

「多次元統合防衛力」は前回大綱の「統合機動防衛力」に代わる基本概念となる。宇宙、サイバーなどの新領域を「死活的に重要」と位置づけ、従来の陸海空自衛隊の垣根を越えた「領域横断(クロス・ドメイン)作戦」を展開するとした。

大綱には「我が国への攻撃には宇宙・サイバー・電磁波の領域を活用して攻撃を阻止・排除する」と明記した。

新「防衛大綱」での、『陸海空の統合に加え、「宇宙・サイバー・電磁波」の新領域での対処能力を融合させた「多次元統合防衛力」構築』(宇宙・サイバー「多次元防衛力」構築 防衛大綱、中期防閣議決定 – 毎日新聞, 2018/12/18) に関連する参考記事:

米中首脳会談に想起する、覇権条項と海洋の管制 の「海洋の管制」の項

「公共」宇宙と宇宙領土

初出:
Facebook 2018/12/18