存在感の重要性

インデペンデンス・デイ: リサージェンス」(2016) を DVD視聴した。

オデッセイ」(英語原題: The Martian, 2015) と同様に、ストーリーでは、米国と中国の協力により、偉大な事業が成し遂げられる。日本は、登場しない。

資金調達の都合や、興行収入をより多く得るためなのかもしれない。けれども、存在感の重要性を思い知った。

不二越の会長の発言からの思索

「NACHI」ブランドで知られる、富山県を拠点とする機械メーカー 不二越の会長の発言からの思索:

「富山県出身者は閉鎖的だから採用しない」で批判相次ぐ 不二越は「人材の多様性を確保したい」と釈明 | キャリコネニュース

(1) 土地柄の発現

人の性格に関する土地柄はある、と仮定する。これは、富山だけに限らない。日本全国、世界各地で、そうであろう。

『「○○」出身者は、「●●」である』と土地柄を記述するとする。

しかし、それは、「○○」出身者の平均(、あるいは「○○」出身者を集めたときに発生する性質)である。平均の人は存在しない。だから、「○○」出身の一人一人が「●●」であるとは言えない。

ここで問題になるのは、「○○」出身者だけで構成された集団が、どのような性質を持つのか、ということだ。
さらに、「○○」出身者だけで構成された集団が「○○」にいる場合、どのような性質を持つのか。

土地柄の存在に関する前述の仮定によれば、「●●」な性質が発生する傾向があると言える。その性質がよくないならば、それを防ぐ施策が必要である。

(2) 現在の世の中を作っているルールは、それ自体は強くない

機会の均等や、それを具体化した採用ルールは、現在の世の中を作っているけれども、それ自体は強くなく、「守る」人々の目がなければ脆弱である。

関連:
>世界は、一枚岩ではない。多層質だ

初出:
Facebook 2017/ 7/16

「アスロック米倉」を、我が国は、生まない、あるいはそれが力を持たないようにできるだろうか

北朝鮮の ICBM 実験成功の報に際して:

脅威に対して妄動する「アスロック米倉」を、我が国は、生まない、あるいはそれが力を持たないようにできるだろうか。

戦にあまりに不慣れな国民の民主主義国は、民主主義を維持し得るか。

参政権が兵役や戦時の増税の見返りであった歴史に照らすと、我が国の現在の民主主義は異質であろう。

特定の国と戦争状態に至っても、我が国は軍事に総力をあげることは得策ではない。それが、国際化した現代である。国民は、戦時に、平時の営みをしなければならない。そのような経験のない状況に、国民は生きなければならない。

初出:
Facebook 2017/ 7/ 4