継続的に物資を使うために

継続的にある物資を使うためには、物資の獲得から消費までの流れのすべての工程が、略統一した流量能力をもつようにしなければならない。

重要なことは、工程を駆動させる逆方向の流れを意識することである。

もっとも重要な工程は、最も後ろの工程である。物資を使い切った後工程が前工程に追加分の物資を要求することによって、前工程が駆動される *。

略統一した流量能力でなければ、後工程からの要求は、流量能力の大きな前工程によって薄められ、その更に前の工程を駆動しない。

同じ物資を扱う工程群を構築する行動群であるにもかかわらず、行動は一連にならず、非効率が生じる。

* 関連:
大野 耐一 : トヨタ生産方式―脱規模の経営をめざして (ダイヤモンド社, 1978) p.87.

日程計画をさらに平準化して並べた「順序計画」を、最終組立ラインのあたまに、一か所だけ送ってやればよい。

部分初出:
Twitter / @takagi1: 継続的にある物資を使うためには、物資の獲得から消費までの流れのすべての過程を、略統一した流量能力にしなければならない。重要なのは、流れである。 2011/7/2 3:14pm