舞子大本営

現在の舞子公園・舞子ビラ一帯にあった、有栖川宮威仁親王の柏山別邸には、1903年の陸軍特別大演習に際し、大本営が設定されました。

竹内 正浩 : 鉄道と日本軍 (ちくま新書, 2010) p.157.

翌日[:明治36年(1903年)11月12日]午前九時三〇分、名古屋を発した天皇は、午後四時一一分、舞子仮停車場で下車し、そのまま舞子大本営に入った。四月の観艦式で行在所にあてられた有栖川宮威仁親王の柏山別邸である。

竹内 正浩 : 鉄道と日本軍 (ちくま新書, 2010) pp.147-148.

[明治36年(1903年)4月] 八日朝一〇時に名古屋を発した天皇は、午後四時四一分、行在所門外に特設された舞子仮停車場(今の舞子駅)で下車し、そのまま行在所にあてられた有栖川宮威仁親王の柏山別邸(今の舞子公園・舞子ビラ一帯)に入った。翌九日は海軍大演習統監海軍軍令部長伊東祐亨大将が行在所に赴き、大演習の経過と講評を上奏している。