水戸岡 鋭治「カラー版 - 電車のデザイン」

     

評価・状態: 得られるものが秀逸・多量な本★★★



購入: 2011/ 7/18
読了: 2011/ 8/28

Twitter / @takagi1: @yonda4 カラー版-電車のデザイン 昔、わたしたちは、「経済は文化のしもべである」と教わりました。...豊かな生活をするためにこそ経済活動があり、経済活動のために文化を犠牲することは、あってはならないのです。(p.194)

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この本からの引用、または非常に関連する記事

全 5 件

経済と文化

記事ページ 発行: 2011年09月10日

阪急車両のアンゴラ山羊のシートを愛で、マボガニーの化粧板に親しみ、車内の空気に心を許し、阪急グランドドームを毎日見上げた私が、鉄道と文化の関係だけに思考が滞っていたのは、努力不足であった。

経済と文化の関係に気づくべきであった。水戸岡 鋭治「カラー版 - 電車のデザイン」を読んで、やっと気づいた。

関連:
鉄道という文化創造装置
http://minchika.blog20.fc2.com/blog-entry-230.html

 

〈空・地・開拓〉と、人類の生存に繋がる〈真のパン仕事〉

記事ページ 発行: 2017年10月22日

よい未来である〈現在より多様な未来〉=〈現在より人が生きる未来〉 を実現するためには、〈空・地・開拓〉である。

  の広さを(伝える|感じる) : 未来が、現在より多様であることを(伝える * |感じる)。 * のために、新しさを振りまく。
  ↓
  空の広さを感じれば、地も必然的に広いものだと感じ、新たな地に思いが向かう
  ↓
  新たなを見えるようにする: 世の中が現在よりも多様な見方がある状態になるように、見方を表わした知的生産物を生産し よく伝わる形態で発信(するよう導く|する)。
  ↓
  新たな地が見えるようになれば、そこが生存の根拠になるように開拓しようとする
  ↓
  開拓する: 建設的行動を(導く|する)こと。

〈空・地・開拓〉は、人類の生存に繋がる〈真のパン仕事〉である。

補足:
水戸岡 鋭治 氏の、経済に繋がる〈パン仕事〉、文化に繋がる〈花仕事〉に付け加わる概念として、人類の生存に繋がる〈真のパン仕事〉を着想した:

水戸岡 鋭治 : カラー版 電車のデザイン (中公新書ラクレ, 2009) p.175.

 私がいつも使っている言葉で「パン仕事」「花仕事」というのがあります。

 日本だったら、パンではなく「米仕事」「花仕事」としたほうが、いいかもしれません。

 稼ぐ仕事のことが「米仕事」であり、稼ぐこと、つまりは企業人としての仕事のことを指します。これに対して「花仕事」は、公共や自分に繋がる仕事のことです。「米仕事」は経済に繋がるもの、「花仕事」は文化に繋がるもの、と考えていいかもしれません。



 

経済活動と文化

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価値は消費されて生存と文化を生む

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経済と文化に関する小節

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