司馬 遼太郎「坂の上の雲 6」

     

評価・状態: 得られるものがあった本★★☆



購入: 2010/ 3/25
読了: 2010/ 9/11

Twitter / @TAKAGI-1 高木 一: @yonda4 坂の上の雲6 >日本の準備がロシアとかけはなれて計画的であったからである。立憲国家である日本は、練度は不十分ながら国会をもち、責任内閣をもつという点で、その国家運営の原理は当然理性が主要素になっている。ならざるをえない体制をもっていた。 (p.121.

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理性という優先事項

記事ページ 発行: 2010年12月07日

理性を持ち続けましょう。「論証によってより正確な未来を言葉で構成」しましょう (「空気」の研究 p.218)。
司馬 遼太郎 : 坂の上の雲 6 (文春文庫, 1999) p.121.

>日本の準備がロシアとかけはなれて計画的であったからである。立憲国家である日本は、練度は不十分ながら国会をもち、責任内閣をもつという点で、その国家運営の原理は当然理性が主要素になっている。ならざるをえない体制をもっていた。


山本 七平 : 「空気」の研究 (文春文庫, 1983) pp.218-219.

>公害問題が華やかだったとき、「経団連」をデモ隊で囲んで、「日本の全工場をとめろ」といった発言に対して、ある経済記者が「一度やらせればいいのさ」と投げやりな態度で言った例にその実感がある。これは、臨在感的把握に基づく行為は、その自己の行為がまわりまわって未来に自分にどう響くかを判定できず、今の社会はその判定能力を失っているの意味であろう。彼の考え方を要約すれば、「ジュッと感じない限り理解しない人たちだから、そんなことをすればどうなるかいかに論証したって耳は傾けない。だから一度やけどすればよい」といった一種の諦めの発言であり、これは戦争中にもある。そしてそれが終わって空気≠ェ消失すれば、結局また同じことを言うわけである――「日米の生産力・軍事力の違い、石油・食料の予測、小学生でもわかる計算がなぜできなかったのか……」と同じように「全工場をストップすれば一体どんなことになるか、小学生でもわかることがなぜわからなかったのか」と。


 

台湾の重要性

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