ホルヘ・ルイス・ボルヘス「伝奇集」

     

評価・状態: 暇つぶしになる良質な本★☆☆



購入: 2007/12/18
読了: 2008/ 1/11

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この本からの引用、または非常に関連する記事

全 5 件

バベルの図書館

記事ページ 発行: 2007年12月15日

バベルの図書館 - Wikipedia

関連:
ホルヘ・ルイス・ボルヘス「伝奇集」
http://star1ban.blog18.fc2.com/blog-entry-1612.html
関連:
The Deceptive Computer of Babel
http://www.unfindable.net/~yabuki/material/babel/computer-deceptive.html

平野啓一郎『バベルのコンピューター』に見る新たなアポリア:江島健太郎
http://blog.japan.cnet.com/kenn/archives/001350.html
http://blog.japan.cnet.com/kenn/archives/001354.html

京都大学 人環・総人図書館報「バベルの図書館」
http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/heslib/babel/index.html

 

真の発見とは、新しい見方を獲得することである

記事ページ 発行: 2010年04月10日

真の発見とは、新しい知識を獲得することではなく、新しい見方を獲得することである。

ジェラルド・M.ワインバーグ=著, 伊豆 真弓=訳 : ワインバーグの文章読本 (翔泳社, 2007)
p.48.

>真の発見の旅は、新しい景色を求めることではなく、新しい目をもつことにある。

マルセル・プルースト


● 本田宗一郎の「見」と「観」

若松 義人 : トヨタ式「スピード問題解決 (PHPビジネス新書, 2008) p.82.

>同じものを見ても、目的が違うと見え方が違うわけだ。ものごとは、見学の見ではなく、観察の観で見ないと本質はつかめないというのが本田氏の話の趣旨であった。


● 創造、宇宙に思いもよらぬ切り子面を刻む――ホルヘ・ルイス・ボルヘスが、「ノソトロス」誌に発表した〈ウルトライスモ宣言〉の一節。

J.L.ボルヘス=著, 鼓 直=訳 : 伝奇集 (岩波文庫, 1993) p.268. 解説より引用。

>二つの美学が存在する。鏡の受動的な美学と、プリズムの能動的な美学。前者に導かれて芸術は、環境もしくは個人の精神史の客観的な模写となる。後者に導かれて芸術は、みずからを救い、世界をその道具とし、空間と時間という牢獄から遠く隔ったところで、独自のヴィジョンを創出する。これが〈ウルトラ〉の美学である。その意志は創造にある。宇宙に思いもよらぬ切り子面を刻むことにある。



関連: 
知新温故
http://star1ban.blog18.fc2.com/blog-entry-2815.html

 

ナラティブ

記事ページ 発行: 2018年12月01日

『機動戦士ガンダムNT』冒頭23分 - YouTube

ナラティブ」から、想起された思索:

旧約聖書の『創世記』(即ち、欧米的感覚)によれば、神が 天と地の次に、光を創る際に、神は「光あれ」と言った。よって、原始より、意味をもつ内容を表わす言語は存在した。

この感覚によれば、言語は神と一体、あるいは一対である。

新約聖書の『ヨハネによる福音書』の「初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった」である。

ここで、〈意味を成す一連の言語〉と〈意味を成さない言語の集合〉の対立関係が思い浮かぶ。この関係が、神と言語の関係に相当するのではないか、と発想するのである。

高度な〈意味を成す一連の言語〉が、ナラティブ(物語)である。

神の研究の主要な一形態は、神の創造である。その行為の写像として、〈意味を成さない言語の集合〉から〈意味を成す一連の言語〉への変換行為に挑まれたことだろう(*)。

その技術は、ナラトロジー(物語学)に体系化された。

また、ボルヘスの「バベルの図書館」は、ナラトロジーなどに基づく知的行為が無くでも、〈意味を成さない言語の集合〉から〈意味を成す一連の言語〉への変換行為が可能であることを、表現した。ボルヘスの意思とは関わりないが、これは、神の存在証明の一つであり、神の創造に必要な技術分野を示唆するものであった。

*:図書館情報学や、Google社の使命である「世界中の情報を整理し」も、その一形態に位置付けることができる。

初出:
Facebook 2018/12/ 1

関連:
社会に記憶されるものは、線・ストーリーである
http://takagi1.net/eye/archives/572

ストーリーの増産
http://star1ban.blog18.fc2.com/blog-entry-3791.html

 

テトラグラマトン

記事ページ 発行: 2008年01月12日

Tetragrammaton Τετραγράμματον

神聖四文字。YHWH。

ヤハウェ - Wikipedia

J.L.ボルヘスの短編小説「死とコンパス」(J.L.ボルヘス=著, 鼓 直=訳 : 伝奇集 (岩波文庫, 1993) p179〜)にモチーフが使われている。

補足:
「テクラマトマトン」ではない。

関連:
ホルヘ・ルイス・ボルヘス「伝奇集」
http://star1ban.blog18.fc2.com/blog-entry-1612.html

 

カヴァリエリ

記事ページ 発行: 2008年01月12日

Cavalieri

J.L.ボルヘス=著, 鼓 直=訳 : 伝奇集 (岩波文庫, 1993) p.254. 「バベルの図書館」への訳注内。

>フランチェスコ・ボナヴェントゥーラ・カヴァリエリ。イタリアの数学者(一五九八 ― 一六四七)。ガリレイの弟子で、その幾何学の業績は積分の発展に大いに貢献した。

カヴァリエリと球の体積

関連:  
ホルヘ・ルイス・ボルヘス「伝奇集」  
http://star1ban.blog18.fc2.com/blog-entry-1612.html

バベルの図書館
http://nhm.blog75.fc2.com/blog-entry-174.html

 

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