マルクス・アウレーリウス「自省録」

評価・状態: 得られるものが秀逸・多量な本★★★

購入: 2007/ 4/21
読了: 2007/ 7/17

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この人はなにをこの行為の目的としているか

マルクス・アウレーリウス=著, 神谷美恵子=訳 : 自省録 (岩波文庫, 2007) p.208

第10巻 37章

>他人のなすあらゆる行為に際して自らつぎのように問うてみる習慣を持て。「この人はなにをこの行為の目的としているか」と。ただし、まず君自身から始め、第一番に自分を取り調べるがいい。

欲望を持たないことができますように

マルクス・アウレーリウス=著, 神谷美恵子=訳 : 自省録 (岩波文庫, 2007) p.183.

第9巻 40章より。

> ある人はこう祈る。「あの女と一緒に寝ることができますように」と。ところが君はこう祈るのだ、「あの女と一緒に寝る欲望を持たないことができますように」と。

宇宙即変化

マルクス・アウレーリウス=著, 神谷美恵子=訳 : 自省録 (岩波文庫, 2007) p.81.

第4巻 3章より。

>君が心を傾けるべきもっとも手近な座右の銘のうちに、つぎの二つのものを用意するがよい。... もう一つは、すべて君の見るところのものは瞬く間に変化して存在しなくなるであろうということ。... 宇宙即変化。

では君は心地よい思いをするために生まれたのか

マルクス・アウレーリウス=著, 神谷美恵子=訳 : 自省録 (岩波文庫, 2007) p.71.

第5巻 1章より。

>では君は心地よい思いをするために生まれたのか、

善い人間になったらどうだ

マルクス・アウレーリウス=著, 神谷美恵子=訳 : 自省録 (岩波文庫, 2007) p.197.

第10巻 16章より。

>善い人間のあり方如何について論ずるのはもういい加減で切り上げて善い人間になったらどうだ。