工学系高等教育と日本式技術者の関係 ――現代日本「ものづくり」の背景――

一般教養は何に活かされるか。

専門科目(工学)は何に活かされるか。

● 一般教養 (人間の脳で言えば、大脳旧皮質にあたる):

教養は、ムスビに活かされ、個を連携させ 全体を推進させるために活かされる。

学術・教養は「結び技」である

学術・教養は「結び技」である。社会に出た後、取り扱う商品や専門技術の範囲内に閉じこもらず、それらを連携させて、全体を推進させていくためには、学術・教養の修養が必要である。

ムスビと「ものづくり」

ムスビの物語を重視する精神によって引き起こされる製造者の行動様式が、「ものづくり」である。

● 専門科目 (人間の脳で言えば、大脳新皮質にあたる):

工学は、社会進化に活かされる。

松下村塾――吉田松陰と山尾庸三と工学の誕生

「エンジニアとは、社会進化の旗手であり、生涯、研究・創作していく専門職である」