知識は力なり――特許の面から

フランシス・ベーコンは、「知識は力なり (scientia potentia est) 」という格言を残した。

この格言を、再度、認識したので、記述する。

私の今回の認識を表わすと、
「通常の知識を有する者が知らない高度な知識は、特許制度を通じて、排他的権利に変換することができ、力になる」
である。

特許の要件(参考: 特許要件チェック)のひとつに進歩性がある。

進歩性については、以下の条文に言及されている。

特許法第 29 条第 2 項
特許出願前にその発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者が前項各号に掲げる発明に基いて容易に発明をすることができたときは、その発明については、同項の規定にかかわらず、特許を受けることができない

即ち、「通常の知識を有する者」が知らない高度な知識に基づけば、その発明は特許になりえる。

特許は、個人がその個人によって、排他的な権利を得ることができる手段であり、この排他的な権利は強力である。

機械の大きさを理解する

座標軸は人工のものである

ある機械において、その座標軸方向を決めたのは人であり、その座標軸方向が、あなたが思い描いている座標軸方向と同じであるとは限らない。

だから、機械の大きさを理解するには、

 縦×横×高さ や 幅×奥行き×高さ の値だけではなく、

たとえば、

 ・外部配管との取り合いは、どの面からされるのか、
 ・操作盤・表示器はどの面にあるのか、
 ・標準とは違う向きの設置も可能ではないのか、

を理解しなければならない。

物理はあなたをいつ何時でも護る

物理はあなたを、いつ何時でも護る。任意の時刻において、あなたを護る。

発想の元:
起きていることはすべて正しい~バイクの初負傷(右手首骨折)からの考察- 勝間和代公式ブログ: 私的なことがらを記録しよう!!

1. 事故は一瞬で起こる
2. 自宅の側など、気を緩めたときに起こる
3. ヘルメットやプロテクターはものすごい威力を発揮する。それがないのは自殺行為

例外の地位

新しい日本へ 第3部 世界が見つめる (4) 原発維持 フクシマの教訓 安全性強化への期待高く. 日本経済新聞, 2011/ 6/ 5, 朝刊, 1面.

 米英仏中ロの五大国に核兵器保有を限定する核拡散防止条約(NPT)。その枠内で国際社会は原発燃料の製造から再処理までの核燃料サイクル技術の確立を、被爆国日本に例外的に認め、日本は原発部品供給などで主導的な役割を果たしてきた。

B2爆撃機の音

「心神」飛翔への道 国産戦闘機とFX選定 (4) 異色の技術屋 開発最前線に コードネーム決定. 日本経済新聞, 2008/12/ 4, 夕刊, 3面.

「あの方角からステルス爆撃機 B2 が飛んできます」。米国防総省担当者の説明を受け、目を凝らして見ているとカラスの群れの中からいきなり一つだけが大きな黒い塊、すなわち B2 となって現れた。その、耳にしたのはジェット戦闘機に付き物の爆音とは無縁の「ヒュルン、ヒュルン」という乾いた高音だけだった。