最終内容更新08/ 6/15 最終編集校正08/ -/--

レポート書き方メモ

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レポート書くたびに、いろいろ見直すのは面倒なんで、まとめておく。

文献引用の方法

レポートで決してしてはならないのは、他人の意見を自分の意見のような顔をして書く、あるいは他人の意見とも自分の意見とも取れるような形で書くことである。

木下是雄 : レポートの組み立て方 (ちくま学芸文庫, 1994) p.159. 参考


>例をあげれば、雑誌の論文の引用形式としては*[脚注略]
1) 高崎 宏 : 応用物理 29 (1960) 1054.
2) V. Vand, J. Phys. Colloid Chem., 52, 277 (1948).
3) Lewis, R. and Gomer, R. 1969 Surface Sci. 17, 333.
などがあり、単行本からの引用形式としては
4) 上田良二 : 真空技術 (岩波全書, 1955) p.163.
5) W. Whaling : Handbuch der Physik, ed. S. Flügge (Springer, Berlin, 1958) Vol.34, p.193.
などがあげられる。

(引用元: 木下是雄 : 理科系の作文技術 (中公新書, 1999) p.164.)

 年号は出版年ですが、'03年現在最新の「日本目録規則」1987年版改訂2版(2001年)によると、出版年は、その出版物が属する版の最初に刊行された年です。ソース

実験事実と推論

>3) 実験事実と推論を混同しないこと。(時制に注意すること。)
 
実際に行った実験操作や観察した事実は過去形で書き、一般的な原理やレポートの中で展開する考察は現在形で書く。
例:「塩化銀の沈殿にアンモニア水を加えると、ジアンミン銀(I)イオンが生じた。」という記述は良くない。ここでは、「塩化銀の沈殿にアンモニア水を加えると、沈殿は溶けて無色透明の溶液が得られた。これは、ジアンミン銀(I)イオンが生じたためである。」のように書くこと。

(引用元: 実験ノートとレポートの書き方 : 平成12年度後期 京都大学全学共通科目「分析化学及び環境化学実験」配布プリント)

図表のタイトル

図のタイトルは図の下に、表のタイトルは表の上に書く。

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